くまともの活動報告

日本共産党福島県委員会の、くまがい智常任委員の活動報告です。

「政治の季節」

ちっとも雪の降らない季節感のない福島のお正月です。季節感と言えば、最近「政治の季節」を感じることがありました。

1月7日に県委員長と私で県中小企業団体中央会や県商工会連合会、福島商工会議所などに新年の挨拶に伺ったところ、それぞれ専務や事務局長が時間を取ってくださり、原発事故の賠償問題や中小企業をとりまく経済状況について、北東アジアの平和をいかにつくるかなど、アポなしで行ったにも関わらず大いに懇談が盛り上がったのです。

おりしも訪問前日に北朝鮮による「水爆実験」が行われたこともあり、どのくらいの危険度と認識しどうやって北朝鮮の暴走にストップをかけるかなどの質問も出されました。政権を担いうるだけの外交安全保障政策を日本共産党は持っているのか、との思いが質問の裏にあるように感じ、身が引き締まる思いでした。

商工団体の皆さんが、東電の営業損害賠償の対応が強硬になっていることについて「問題は政府の指針にある」と語り、昨年6月の「改定福島復興指針」が打ち切りの根拠との認識で私たちと一致したことが非常に新鮮でした。

消費税の再増税もさることながら、外形標準課税の強化が現実になれば、地域の中小企業は苦境に追い込まれ、地域経済の底が抜けてしまいかねないという危機感が口々に語られたことも印象に残っています。

別れ際に「自分の県職員時代の友人も『これから国会前の行動に行ってくる』とメールをくれたりする。時代は変わったなあ」という話が出る場面も。3団体でたっぷり2時間、政治の季節だなあとつくづく感じました。