くまともの活動報告

日本共産党福島県委員会の、くまがい智常任委員の活動報告です。

「山の牛な」

先日11日の成人の日に、郡山市の北西部に位置する石筵(いしむしろ)地区で、地域の農業青年のたまり場にお邪魔しました。
地域の世話役の方と一緒に急に訪れたのですが、40〜70代の皆さんがダルマストーブを囲んでわいわいやっていて、まあまず汁でも食え、と鍋物を振る舞ってくれました。
「これは牛ですか?」「うぇっヘッヘッそんだ、山の牛な」「牡丹ても言うけどな」ああそうか。
「自分たちでブッてきたヤツですか」「んだんだ」
から始まって、ひとしきりイノシシ害や熊の恐さが話になった後に、急に一人が「野党はあれ共闘しねえと駄目だぞ?独自候補にこだわったらダメだ」と言うと、すかさず隣が「それで議席は取れたにしたって、てんでばらばらな奴らが一緒にやるなんて土台無理だべ。国会のあれ見ろほれ」と返す。
長老的にどっしり構えてた人が「民主党がなんの約束もしねで下がれなんて話はそもそもあんめ、力になんねぇよ」と答える。
青年団や農民運動で磨かれてきた地域だと聞いてお邪魔しましたが、ひっくり返りました。
案内してくれた方が、「誰かしんぶん取ってくんにぇことには熊谷さん帰れねんだよ、協力してよ」と言うと、「分かった分かった。いいよ、誰かしらここにいっからここさ届けて」ということになりました。

聴く耳、話す口を持った男だと、この人たちに思ってもらえる人間でありたいとつくづく思ってその場を離れました。熱々の牡丹汁うまかった。ごちそうさまでした。